エシカルな日々

世界は人ごとではない

エシカルという言葉が ようやく浸透しはじめているようだ。 10代とか20代向けの雑誌とか ファッション関係のCMでも 普通に使われるようになった。 エシカルはかっこよくて、時代の先端で、 だからもっとエシカルな日々を過ごそうぜ。 みたいな感じに日本がなればいいなぁと思う。 エシカルはけして流行ではないけれど、 そういうアプローチで定着していくのも悪くない。 世界は人ごとではないっ、て。

「切る、植える、育てる」循環

製品として使うために切った分だけ、 さらに木を植えて育てる。 志賀さんが目指すのは、そんな林業の循環。 伐採に適した杉やひのきの樹齢は だいたい4050年程度だそうで、 かつて全国あちこちで大規模に植林された木々が今、 ちょうどその時期を迎えているのだそうだ。 日本の木材は品質がいいということで 海外からの需要が増えている。 森づくりは決して、 のんびりしていられないということ。

ささやかな、地球の再生

森づくりにはたくさんの人手が 必要ということで、志賀さんがこの冬、 木を植えるために協力を仰いだのが、 障がいを持つ方々。 地域の福祉会と一緒に作業を分担し、 地元・大分で植林を行ったのだそうだ。 ささやかなことかもしれないけれど、 それは地球を再生する仕事。 みんなイキイキと、とても楽しそうだったという。  

木を切る責任としての、森づくり

木を切るだけではなく、 木をはぐくむのも林業の仕事。 そうやって、森づくりに一生懸命 ちからを注いでいる人がいる。 そのひとりが、 大分県で木材店をいとなんでいる志賀和美さん。 父親のあとを継いで、 従業員とともにたくましく仕事をこなす志賀さんは、 数少ない“林業女子”として、注目されている。

あしたのせかいをたびするおはなし ことりとうさぎとエシカルン

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